こんにちは。
先日入荷のあったREVERBERATEの26AW 1st delivery。
ありがたいことに反応の良いアイテムが多く既にサイズ欠けしている品番もちらほら。
インスタでは4品番まとめての入荷速報的なご紹介だった為、今から1品番ずつ丁寧にご紹介していきます。
REVERBERATE
LEATHER BLOUSON DOUBLE
col: BLACK
size: 2
¥264,000 TAX IN
やはり一発目はコレクションの目玉でもあるレザー。
もともと一生物とも言われる類のアイテムですが、ここ数年、特にAWシーズンでは欠かせないカテゴリーになってきています。
少々値が張っても、上質で普遍的でいてタイムレスなアイテムの価値が年々上がっているような気がします。
もちろん各ブランドからも様々なレザーがリリースされる訳ですが、単価も単価なので買い付けのハードルは他のカテゴリーに比べより厳しくなります。
そんな中で悠々とハードルを超えてきたのが、こちらのレザー。
パッと見でも雰囲気ムンムンですが、着てみるといい意味で印象が変わるのがREVERBERATEの洋服の特徴。
LEATHER BLOUSON DOUBLEという名前ですが、ベースになっているのはミリタリー出自のフライトジャケット。
ジップフロントではなく、ダブル仕立ての様な前たてボタンや袖リブ、裾リブの男らしいディテールは残しながらも、フロントのスラッシュポケットはジャケットやスーツなどに用いられる両玉縁仕上げでドレッシーな要素をプラス。
そしてブランドの代名詞でもあるテーラリングの構築的な要素を取り入れたパターンメイキング。
ざっくり言うと肩幅と身幅にはゆとりを持たせつつ、着丈はコンパクトに設定されています。
この様にざっくり言ってしまうと平凡でありふれた短丈ブルゾンにありがちなパターン設計に聞こえてしまいますが、実際に着てみると他のブルゾンとは明らかな違いを感じるパターンワーク。
最初に羽織った時は、「無骨なフライトジャケットを、よくぞここまでソリッドで品のあるプロダクトに昇華できたモノだなぁ」と、高揚感と完成度の高さに呆れる様な感情が湧いてきました。
肩周りの窮屈感、広く取った身幅の生地余り、レザーならではの硬さ、ゴワッとした感じを一切感じさせず、見た目はシュッとコンパクトに見えるという相反する要素を見事に実現したパターン。着丈のコンパクトさもあって、足長効果もありスタイルも良く見えます。
ブランドが始動して10年以上が経ちますが、今だにパタンナーに外注せずデザイナー星さん自身がパターンを引いて紙型を作っているのが頷けます。
そして、レザージャケットのクオリティーを左右する原皮は、重厚感がありながらも滑らかで上質なラムレザー。
近年レザージャケットの生産は人件費の高騰や各ブランドとのキャパの取り合いなど様々な背景があり、日本だと難しくなっていますが、もちろん生産も国内屈指のテーラリング工場での生産。
と言うか、レザージャケットをテーラリングで仕立てると言うイレギュラーな事は海外だと物理的に難しいと言うのもありそうです。
このラムレザーの無骨さよりも品のある表情も相まって、フライトジャケットが持つミリタリーの無骨な要素、テーラリングのドレス要素など多様な要素が調和した、どのカテゴリーにも属さないREVERBERATEらしいレザーに仕上がっています。
カジュアルなデニム合わせでも、アメカジに振れすぎずどこか品のある全体像に。
スラックスにモノトーンでまとめた都会的なスタイルなんかもバシッとハマります。
やはり、ミリタリー、テーラリング、クラシック、モードなど様々な要素を持ちながらも、どのカテゴリーにも属さないブランドだからこそ着用者の着こなしにスッと馴染みながらも印象に残る。
レザージャケットは数あれど、何十年も着続けたいと思える一着に出会える機会はそう多くありません。
流行だけを追うのではなく、かといって普遍だけに留まるわけでもない。REVERBERATEらしい独自のバランス感覚が、このレザーブルゾンにはしっかりと宿っています。
袖を通した瞬間に感じる軽やかさと美しいシルエット。そして着込むほどに身体へ馴染み、時間とともに表情を深めていくラムレザー。
"一生物"という言葉は安易に使いたくありませんが、この一着なら、その言葉を自然と口にしたくなる。そんな説得力を持ったレザージャケットです。
LAURENCE JOURNAL 小林